つわりが酷くて、点滴をしてもらいに通院し、最終的に重症妊娠悪阻で2度入院した私。とにかく体調が悪く必死の日々でしたが、やはり気になったのはお金のこと。
家族はみな、お金の心配はしなくていい!と言ってくれましたが、これから赤ちゃんが生まれてお金がかかるというのに経済的に大丈夫かな、と不安になりました。
「つわりは病気じゃない」なんて聞きますが、それって本当?重症妊娠悪阻だった私の妊娠期間の費用について、まとめてみました!
- 今、つわりがひどくて点滴してもらっている
- 妊娠中につわりで入院した場合の費用が知りたい
- つわりは病気ではないから保険金はおりないと思う
- 生命保険に加入していない
すぐに読める目次
「かかる費用」と「もらえるお金」
まずは、箇条書きでおおまかな内容を記載します!詳細はさらに下で詳しくまとめますね。
かかる費用(支出)
わたしが重症妊娠悪阻で実際に通院・入院した際にかかった費用は以下の4つです。
(通常の妊婦健診等の費用は記載していません)
- 通院費(点滴)
- 入院費(点滴・食事等)
- 薬代
- 書類代(職場や保険会社への提出用)
当たり前ですが、病院にお世話に期間が長いほどお金がかかります。
特に入院費用は、部屋のグレードやレンタルする備品によっては高額になることも。
もらえるお金(収入)
ありがたい制度によって助けられたこともありました。すべて、退院後に所定の手続きを行うことで受け取ることができました。
- 生命保険
- 健康保険(共済)の短期給付金
- (健康保険(共済)の傷病手当金)
私の場合は職場で加入している健康保険が共済なので、②③は共済へ手続きをとりました。(職場を通じての手続きでした)
かかる費用【実際に支払ったお金】
では実際にわたしが支払ったお金について、項目ごとに詳しくお伝えします。
同じ状況の方がいらっしゃったら、病院や保険によって変わってきますが参考になれば嬉しいです。
①通院費(点滴)
つわりの点滴に通院すると、点滴代が発生します。病院によっても違うとは思いますが、点滴1本なのでそれほど高額ではないかと思います。
- 私の場合は3回の点滴通院で、2,120円かかりました。
②入院費(点滴・食事等)
私は部屋のグレードアップもせず、備品レンタルも申し込みませんでした。(個室や着替え等を申し込むとその分高くなると思います)
また、初めの頃は食事が摂れなかったので、その分の食事代はかかっていません。
- 2度の入院で計29日入院し、141,421円でした。
1回目の入院は、限度額適用認定証が間に合わなかったので、あとから高額療養費制度で一部払い戻しされました。この金額は払い戻し後の自己負担額です。
医療費が高額になりそうなときは限度額適用認定証をご利用ください。
医療機関等の窓口でのお支払いが高額な負担となった場合は、あとから申請いただくことにより自己負担限度額を超えた額が払い戻される「高額療養費制度」があります。
しかし、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなります。
引用:全国健康保険協会より
③薬代
通院~入院中だけでなく、退院してからも必要でした。
(吐き気止めや食道の炎症を抑える薬、便秘改善のための薬など)
- 8回の処方で4,860円かかりました。
④書類代(職場や保険会社への提出用)
私は正社員として働いていましたが、重症妊娠悪阻でとても仕事に行けるような状態ではなく、休職していました。
そのため職場へ提出するための「重症妊娠悪阻」の診断書が必要でした。期間を何度も延長したため、結果的に5通も必要でした。とほほ‥
- 重症妊娠悪阻の診断書5通 5,400円
また、健康保険(共済)への傷病手当金申請書類は1ヶ月毎に必要なものだったので、私の場合は4通必要でした。
- 傷病手当金申請書類4通 1,200円
悪阻がひどく転院したので、1つ目の病院で紹介状を書いてもらいました。
- 総合病院への紹介状1通 1,280円
生命保険は、アフラックの医療保険に加入していたのでそちらも申請しました。転院していたので2つの病院でそれぞれ書いてもらったため2通です。
- アフラック保険金申請書類2通 7,020円
以上4種類の書類合計で、14,900円かかりました。
たかが書類ですが、種類が多く長期にわたると枚数もかさみ、結構お金がかかりました。特に他の書類に比べて保険会社への提出書類は高額でした。
もらえるお金【実際に受け取ることができたお金】
つづいて、助けられたお金についてです。
知らなきゃ損するお金なので、ぜひ参考にしていただきたいです。
①生命保険
任意で加入する医療保険です。これは入っておいて本当によかった!!
これまで大きな病気をしたこともなかったけれど、結婚を機に保険を見直していたのです。
私が加入していたのは、アフラックの「ちゃんと答える医療保険EVER」通院ありプラン。これに「女性疾病特約」を付けていました。
疾病通院給付金(1日につき5,000円)30,000円
疾病入院給付金(1日につき5,000円)145,000円
女性疾病入院給付金(1日につき5,000円)145,000円
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アフラックの医療保険金の合計 320,000円
通院ありプランにしていたから、1日に5,000円も受け取ることができました!点滴あんなに安かったのに…!これは完全にプラスです。
つわりは病気じゃないって?まぁ、薬がないという意味ではそうかもしれませんが‥。病気じゃないから自己負担が当たり前?
いいえ、大丈夫です。「重症妊娠悪阻」は病気とみなされます。保険金がおりますよ!
アフラックの場合、重症妊娠悪阻は女性疾病となり入院付加金がおりました。女性ならば誰でも妊娠中に入院となる可能性はあります。すでに加入している人も、これから加入する人も、ぜひ一度プランを見直してほしいと思います。
②健康保険(共済)の短期給付金
これに関しては、加入している健康保険によって違うと思いますので、ご自身の健康保険証に記載されている組合等に確認してみてくださいね。(下記は私が加入している共済の場合です)
引き続いて5日以上入院したときに支払われるのが入院付加金。
- 入院付加金(1日につき500円)14,500円
自己負担額から25,000円を控除した額(高額療養費として支給される分を除きます)が、一部負担金払戻金として支給されます。
- 一部負担額払戻金 65,200円
以上、健康保険からの短期給付金として合計で79,700円支払われました。
③(健康保険(共済)の傷病手当金)
こちらも②同様加入している健康保険によって違うと思いますので、ご自身の健康保険証に記載されている組合等に確認してみてくださいね。(下記は私が加入している共済の場合です)
職務外の原因で病気やケガをしたために休業(欠勤)し、報酬が減額された又は無給となったときに、連続した休業3日経過後の、4日目から支給されるのが傷病手当金。
- 傷病手当金3ヶ月分の合計 555,984円
まったく働いていないので無給なのですが、これだけのお金を受け取ることができました。(この金額は給与の額に応じて決まります)普段の給与に比べたら少ないですが、それでもとてもありがたいですね。
※実際に受け取ったので収入の③と記述しましたが、普段の給与代わりの扱いなので、(かっこ)表記にしています。次の収支計算では、この傷病手当金に関しては、除いて計算します。
結局のところ、黒字?赤字?
ズラズラと細かく書いてきましたが、結局のところ気になるのはここですよね。各項目の収支をまとめました。
かかった費用(支出)
- 通院費(点滴)2,120円
- 入院費(点滴・食事等)141,421円
- 薬代 4,860円
- 書類代(職場や保険会社への提出用)14,900円
計163,301円
もらえたお金(収入)
- 生命保険 320,000円
- 健康保険(共済)の短期給付金 79,700円
- 健康保険(共済)の傷病手当金(計算対象から除く※)
計399,700円
私の場合は、生命保険に加入していたおかげで赤字にならずに済みました。
これ、一見ものすごくプラスのように見えますよね。しかし、もらえたお金③の給与代わりとなる傷病手当金が普段の給与額よりもだいぶ少ないので、家計の資産はそれほど大きくプラスにはなりませんでした。
要するにここまでプラスに見えても、結果的にトントンくらいだったということです。
つまり言い換えると、生命保険に入っていなかったら・・・恐ろしいほどのマイナスだったことが分かります。あれだけ入院したのに赤字にならずに済むなんて、保険ってありがたいですね。いざという時というのは、こないとは限らない、のです。
まとめ
重症妊娠悪阻で、突然の体調不良により通院や入院になってしまうと経済的にも不安になりますよね。
しかし、生命保険で対象の医療保険プランや特約に加入していれば、費用をカバーできるだけのお金を受け取ることができます!経済面の不安をせずに、安心して身体を休めることに専念できるのはありがたいですね。
これから結婚や妊娠の予定がある女性には、ぜひ一度保険を見直していただきたいです。私はきっと大丈夫、ではなく、もしもの時に備えて加入しておくことを心からオススメします!
あくまで私の場合ではありますが、ぜひ参考になれば幸いです。最後まで読んでくださってありがとうございました!
以上、つるママでした♪