こんにちは。4歳の娘を子育て中のママです。
今回は落ち着いたら必ず記事にしておきたいと思った話。実際に私自身もたくさんネットで検索して、ママさんの記事を参考にさせていただきました。
実際に体験したからこそ書ける親目線での記事なので、お困りのママさんパパさんのお役にたてたら幸いです。
突然、こどもが
- 頻尿になった
- 出ないのに何度もトイレに行くようになった
- おもらしばかりするようになった
- 朝まで寝られず、夜中に何度もトイレに行く
(↑これらすべて、我が子がなった症状です。)
すぐに読める目次
心因性頻尿のきっかけ
私も、娘が突然頻尿になり、一体どうなってしまったのかと調べに調べました。
どうやら精神的ストレスからくる『心因性頻尿』には、なにかしらのきっかけがあり、そのストレスになっている原因が解決すると、たいていは治まるようです。
親からみると“なんともないような些細なこと”でも、こども本人にとっては大きな心の負担となっていて、それが身体の症状として出てきてしまうようです。
精神的なストレスによる頻尿は、繊細な子どもに多く、「心因性頻尿(神経性頻尿)」と呼ばれています。 心因性頻尿には、以下のような特徴があります。
・排尿痛がない
・発熱がない
・ほかのことに集中しているときは症状が出ない
・眠っているときは症状が出ない
心因性頻尿は3~5歳頃の子どもに起こりやすいとされています。引用:ままのてより
その精神的なストレスが、娘の場合は習い事の『スイミング』でした。
スイミングの何がストレスになっているのかを理解するのに少し時間がかかってしまいましたが、我が家の判断を含め時系列で記録に残しておきたいと思います。
心因性頻尿のはじまり
2022年6月から通い始めたスイミング。お友達と一緒に楽しそうに通っていました。7月末にあったはじめての進級テストで一発合格!
8月から、ひとつ進級できる(14級→13級)ことになりました。
2022年8月下旬
しばらく休んでいて久しぶりのスイミング。
合格した13級は、今までの場所と変わります。(同じプールの中の一角ですが)
そして、14級とは先生も変わります。(この時は女の先生→男の先生に)
すると大泣きで嫌がって、13級に行けず。合格はしましたが、しばらく娘は進級前と同じ14級にいさせてもらっていました。
2022年9月初旬
なんだか、やたらとトイレに行くように。(…こんなに頻回だったっけ?)
お風呂前にトイレに行って、お風呂中も行きたがり、歯磨き前にも行って、寝る前にも行って、なのに、夜中も起きてトイレに行く‥
幼稚園バスを待っている間にも行きたがるし、スイミング中にも2回行ってる‥。
調べてみると、こどもの頻尿はほとんどがストレス等による心因性だとのこと。この時、思い当たるのはスイミングしかありませんでした。
プールに自信がないのかな、不安なのかな?と思い、休日に家族で某町民プールへ。
この時も、本当に大変でした。5分おき、10分おき、にトイレへ行きたがるのです。
コンビニ、薬局、プール、更衣室、あちこちでトイレに行きました。夜、寝室に入ってからも、何度も何度もトイレに行き‥20時に寝る体制に入っていたのに気づけば22時就寝。その後も夜中に何度も起きてトイレへ。
車内やベッドでじっとしている時に特に尿意を感じてしまうようでした。痛がったりする様子もなく、トイレの回数だけが明らかに多かったので(これは心因性頻尿で間違いないだろう‥)と確信しました。
その後、町民プールで上手に潜ることもできるようになって自信がついたのか、今まで泣いて14級にいたスイミングで、自ら「きょうは13級にいく!」と言ったようで、13級でレッスンを受けることができました。
2022年9月中旬
13級に行くことができて安心したのかトイレの回数は減ってきて、夜中と早朝に起きてトイレへ行くぐらいで、日中は落ち着いてきました。
2022年10月
今月からは13級の先生が、女の先生になりました。
あんなに泣いていたのが嘘かのように、とても楽しそうにスイミングへ通っています。先生のことが好きみたいで、「●●せんせいが~」とスイミングのお話をしてくれたりします。
ふたたび心因性頻尿に‥
すっかり頻尿のことも忘れていた2023年の1月。
13級の進級テストに3回目にして合格しました!(13級→12級)
2023年2月初旬
進級テストに合格した翌日から突然、おもらしを多発するように。
2歳でオムツがはずれてから、おもらしなんて基本したことのない娘なので、すぐに(もしかしてまた…)と思いました。
しかし、前回はトイレに行きたがるのが頻回だったけれど、今回はトイレにすら間に合わず「おもらし」してしまっている状況で、前回よりも状況としては悪化。
幼稚園でおもらしして帰宅し、自宅でも夕方と夜におもらしして、といった感じです。
タイミングがまた進級テスト合格後だったので、これも心因性かなと感じました。
寝る前にトイレに行かせて就寝するも、夜中に2回おもらし、3回起きてトイレへ、幼稚園でも4回おもらし‥これはどう考えても異常なので娘のストレスの原因を突き止めないと‥と思っていると、
やはり「スイミングがいやだ」と泣き出しました。
12級にいきたくない、やめたい、とのこと。進級テストに合格して、次から12級に行かなければならないことが不安で、本人の中で(どうしよう、どうしよう‥)と思っていた様子。
詳しく聞いてみると、「おとこのせんせいがいや」とのこと。男の先生の大きな声が娘には威圧的に聞こえてしまうようで、こわいんだそう。
「(娘)ちゃんにはおこってないよ」「先生はお水の中まで聞こえるように大きい声でしゃべってるんだよ」と説明してみるも、いやだの一点張り。
娘はとてもまじめにレッスンを受けているのですが、確かにいうことをきかない子もいて‥そういう子に対しては男の先生も叱ったりします。その声におそらく娘はビクッとなっているようでした。
前回も今回も、心因性頻尿になったのはスイミングの進級テスト後。よく考えてみれば、2回とも進級後は男の先生。(なるほど、そういうことか…)
やはり予想通り、原因はスイミング。
頻尿という症状は同じでも、何度もトイレに行くのと、何度もおもらしでは、対応も変わってきますし、大変でした。
「お友達の前で何度もおもらししているのは本人のプライドが傷ついてしまうのでは」という心配や「下着等着替えを3セット持たせても(物理的に)足りない‥」という状況に、さすがになんとかしなければ、と。
私からスイミングへ連絡し、状況を説明して相談。すると「進級テストには合格したけど、まだ13級に居ていいよ!」と言っていただくことができました。娘に確認すると、今まで通り13級で女の先生のところなら頑張れる、というので、引き続きそこでお願いすることにしました。
こんなちいさな子が、頻尿として身体に表れてしまうほどのストレス…よっぽど男の先生が嫌なんだなぁと思うと同時に、
それに気づけず「進級テストを楽しみに応援しすぎてしまったかな」「合格して進級することを喜びすぎてしまっていたかも」と、自分の行動が娘に余計ストレスを与えていたのではないか、と母として大反省です。
電話で相談して13級残留にしてもらってから、あれだけしていたおもらしがパタッとなくなりました!見事に心と結びついているのがわかります。安心したのかな。
2023年2月下旬
その後も13級に残留してスイミングに通っていましたが、おもらしはなくとも夜間に起きてトイレに行くような頻尿は相変わらず…。テストには受かってるし(いつかは12級に行くかもしれない‥)という不安があるのかもしれません。
13級に残留でも、あれ以降「スイミングいやだ」「●曜日はおやすみする」と言うことが増えました。
本人がこの調子では、今後も不安です。なにより、プールが大好きな娘がスイミングをきっかけに泳ぐこと自体が嫌いになってしまっては元も子もありません。このまま無理に続けても、プール自体が嫌いになってしまうんじゃないかな…、そう思いました。
パパとも話し合い、スイミングはもう退会することにしました。それを伝えると、本人うれしそうに笑い、ホッとした様子でした。
2023年3月
すこしずつ夜間頻尿も落ち着いてはきているように思います。
たまに朝までぐっすり寝られている日もありますが、まだ夜間に1回は起きてトイレに行く日が多いかな。
(追記)2023年4月
すっかりトイレを気にする様子もなくなり、1日数回通常のサイクルに戻りました。
やはり心因性のもので原因を排除したら治りました。辞めさせてよかったです。
心因性頻尿を振り返って
こんな感じで、娘は年少の1年で2回(9月と2月)「心因性頻尿」を経験しました。頻尿の症状はそれぞれ違ったけど、2回とも原因は同じでした。
- 心因性頻尿になったきっかけ「スイミングの進級テストに合格」
- 心因性頻尿になった原因「男の先生の級へ進級したくない」「男の先生の大きい声が怖い」
- 心因性頻尿の症状「何度もトイレに行く」「何度もおもらししてしまう」
- 心因性頻尿の対処法「スイミングを辞めた」
本当にこのままスイミングをやめるのが正解なのか、今後の娘のことを思うと乗り越えさせるべきではないのか、と親として非常に悩んだ日々。
しかし、身体に頻尿として表れていて夜眠れなくなってしまっている現状をどうにかするには、娘のストレスとなっている原因を取り除くしかないわけで。
スイミングの進級先が男の先生であるという環境は変えられないし、男の先生の声が大きく怖がっている娘をどうにかできるものではないな、と思ったので、やめることに決めました。
娘が繊細なんだなぁと知るきっかけにもなったし、心因性頻尿についても少し理解できるようになった出来事でした。応援したり喜んだりすることが娘にプレッシャーをかけてしまっていたことは私にとっては大きな反省で、今後の子育てに生かしていかなければならないなと強く思う次第です。
娘が、何かあった時にパパとママは味方してくれる。ぜったいに守ってくれる。そう感じていてくれたらいいなぁと思うし、娘の心の健康よりも大切なものはないと改めて感じる一件でした。
今後も娘は何か心に負荷がかかったとき、頻尿になるかもしれません。その時も、なるべく落ち着いて対応してあげられたらいいなと思います。